日本に恋しよう!VOL.12日本の冬

シリーズの最終回は、日本の美しい冬景色です。

志賀高原、富士山、そして各地の冬景色をお送りします。

志賀高原は、長野県にあって、四季を通じて様々な美しい自然が堪能できる稀有な場所です。高地なので本格的な四輪駆動の車じゃないと、急な坂を降りる時にめちゃ怖いですが、なんちゃってAWDではない四輪駆動の車だと無双に楽しめます。

志賀高原の平床です。

1曲目は、加々美淳さんのPrelude 短い曲ですが、優しくて良い曲です。

選曲は、自宅の音楽蔵に図書館のような可動式の棚が並び、全ての楽曲をデータベースにして管理しているという超マニアックに音楽命で素晴らしい選曲をしてくれる上野淳さんです。編集時には、あらかじめ、冬のテーマでもらっている60曲くらいの楽曲から僕がまず選び、編集をします。その後に全体のバランスを含めて、もう少しアカペラないかしらと送りますと、そのシーンの尺が3分10秒とするとそれで検索した曲の中から当てこんで数曲の候補が送られてきます。すでにOkなんですが、さらにこうして上書きすることで映像と音楽の幸せなマリアージュを楽しんでいるんです。上野さんには、音楽を含めていろんなことを教えてもらって、今の僕があるんです。二十三歳くらいの頃に出会って、僕の映像やスターウオーズのビデオからワープするシーンだけを繋いだ映像に音楽を当てこんで遊んでいたんです。その流れで僕は音楽映像のプロになったわけです。

志賀高原を代表する構図、被写体は傘岳(かさだけ)です。背景には南アルプス山脈。赤石山脈が正式な名所だそうです。横手山スキー場のリフトを乗り繋いで一番上からの映像です。スキーを履いていないので降りるのが大変です、、、、

頂上の反対側には群馬県を見渡せる渋峠という、国道で一番高い位置にある峠があります。白根山の噴火も見えます。

樹氷が美しいです

平床という地名の場所は白樺林があって、さわさわと揺れて美しいです。

ちょうど真ん中くらいの上空からの志賀高原です。スキー場がたくさんあります。音楽はヴァンゲリスのCome to me

アカペラといえば、ザ・シンガーズ・アンリミテッド。寒い映像なのにあったかい気落ちになります。

琵琶池の空撮から平床の白樺林です。 音楽はコーラスが心地よいボビーマクファリンのCommon Threads

傘岳を空撮しました。横手山スキー場から見る傘だけとは横からなので形が違いますね。

志賀高原の高原い上がりきったところにあるのが澗満滝(かんまんだき)

南アルプスです。この映像は展望台のある高地から飛行したものです。

二つの山が重なっていて、名前が判読できないんですが、かっこいいです。

富士山の朝焼けを40倍速したものです。山中湖からの富士山です。富士山って、山頂の形に注目すると、静岡側か山梨側からかがわかりますけど、僕も十年くらい気にしていなかったですね、だって富士山っていうだけでうれしいいですもん。山中湖からは末広がり感がある富士山です。

このシーンにはチャップリンのsmileを当てこみましたが、もっとないかなあと選曲の上野名人に頼んだら、ぴったりの長さでこの曲が来ました。さらに煌めきと凛とした富士山のシーンになって大満足です。

左に向かって斜めに2本の線があるのは、河口湖方面からの富士山です。

河口湖からです。

箱根の大観山(だいかんざん)からの富士山です。芦ノ湖が手前に見えます。

精進湖(しょうじんこ)からの朝日です。雪が積もっていて、2時間くらいかかってコマ撮りをしたので、足が寒かったですね。この映像はコマ撮りを終了して撮影したものです。この後2分するとまぶしすぎてもうダメですね。

静岡側からは左がグイッと上がった頂上の稜線です。手前左下に崩れみたいなのがありますので、大観山からですね。

河口湖から自衛隊の演習地までの間の富士山です。形が一番好きな場所です。ドローンと有料道路からしか見れないです。

2023年1月2日の湘南海岸です。

12月の沖縄は冬なので荒れるんですけど、たまに数日回生が続く時を狙って行きました。修学旅行生と僕らだけでした。

夜景も都市に行くと取れる時は撮影します。これは長崎市です。展望台が2ヶ所あって、この展望台の右上山頂からの眺めが↓です

佐世保の夜景です。山がリオデジャネイロっぽかったんです。

福岡の繁華街の中洲です。

群馬県の法師温泉。一軒だけの温泉地で、この温泉を発見した方が、群馬から新潟までの鉄道を私財を投げ打って引く努力をされたおかげで電車で雪深い新潟へ行けるようになったそうです。築百五十年近い木造のお風呂は、昭和時代にフルムーンっていう国鉄のキャンペーンで流れたものです。

料理もいいですし、館内は素敵です。

宝川温泉の王尖閣(おうせんかく)は、映画テルマエロマエとか多くの映画で使用される雪見温泉の名所です。

寒い時に寒い場所であったか温泉は最高です。温泉のご紹介の後はまとめコーナーです。

映画「ピース・ニッポン」は8年かけて撮影して公開が2018年でした。その後、2024年までの6年間のアーカイブを映画にするよりも、多くの方々に見てもらいたくて、ケーブルテレビに配信される日本デジタル配信株式会社をご紹介いただいて、12本x30分CMなしですから360分の日本を詰め込んだ番組をお送りしました。

映画の場合は、音楽使用費が莫大にかかります。放送の場合は、テレビ局が一括して支払う契約なので、CDの音源から名曲がかけれるんです。映画で一番困ったのが音楽でしたから、日本に恋しよう!は楽しかったですよ!!!

シーズン2を編集できてよかったです。本当にデジタルデータって、気まぐれなんですよ。2年触っていないフォルダーとかを触るとフリーズするんです。データが分散してアイコンがあっても、集めるのに悩むみたいです。編集しておけば安心です。

この富士山は、伊豆のだるま山の展望台からです。赤富士!!静岡側からは左上がグイッと上がった山頂です。かっこいい。

河口湖の大石公園の駐車場に咲く桜です。左にシュッて流れている頂上の稜線で間違うことがないです。

これは大石公園の近くの桜ですね。

今年は奈良にたくさん行っています。又兵衛桜(またべえさくら)は日本三大桜の一つです。

長谷寺に咲く牡丹です。

山形県置賜郡にある龍蔵神社。藤の花が林を覆っています。

9月に大雪山のロープウエイがある層雲峡に行きました。銀河の滝です。

浜松の海側にある、弁天島公園からの冬だけしかチャンスがない、鳥居に沈む夕日です。

日本は小さい島の国と思いがちですが、ヨーロッパの国は小さいので8カ国分くらいの面積があったりします。南と北でまるで植生が違いますし、言葉も違います。世界が凝縮されていると読み物で誰かが書いていました。日本と日本以外で全く文化は違います。今は洋風文化に染まっていますが、それでも、日本人は特殊です。海外の国々では、置いてあるものは盗んでいいものですが、日本では届けて持ち主に戻りますけど、海外は違います。取っていいと思う国の人が労働者で多く入ってきて問題も起こります。在国中に日本人の精神が伝播して、いい人になればいいですね。本当に物価はこの10年で世界の30%くらいになって昔、東南アジアで安い安いって言っていた状態が今の日本です。そりゃインバウンド来ますよね。2泊3日が8泊9日できるんですからね同じ予算で。

神道が教えも強制もしない信仰であって、そんな宗派は世界には無く、感謝を森や山に向かってするって国民も日本だけです。日本が日本であるためには、政治家が就職としての政治家では無くて国を守り発展させる政治家であれば良いのですが。ほぼお金と利権のために立候補しますよね、そしてそれが当選するんですから、、日本人が目覚めないと日本は無くなってしまいますね。

僕は、こうして日本を未来の世代の伝えることをライフワークとして生きている限り続けます。番組は終了しますが、他局で違う構成でまたお会いできることを夢見て。                          映像作家・映画監督 中野裕之

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