黄檗山萬福寺 Manpukuji Temple , Kyoto
黄檗宗の大本山、黄檗山は京都の宇治市にあります。公式ホームページ 高画質写真サイトFlickr
中国明朝様式の伽藍建築と文化財がある国宝です。
1661年に中国の僧 「隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師」によって開山されました。宗派は黄檗宗、禅の宗派です。禅宗には臨済宗、曹洞宗、黄檗宗の3つの禅の宗派があります。大王殿、大雄宝殿、法堂の3つの建物が国宝です。

一番山の下の総門です。琉球風ですね。左右を一段低くした中国門の牌楼(ぱいろう)式を用い、漢門とも呼ばれました。中央上部裏面には円相が型取られています。これは風水的モチーフの一つ、「白虎鏡」です。額「第一義」は第5代高泉の書。


黃檗宗 大本山萬福寺
一六六一(寛文元年)中国僧隠元隆琦禅師開創、境内四万二十余坪の禅宗大寺院。国内でも数少ない七堂伽藍が左右対称に居並び、老松とともに、中国情緒を醸し出す。
主要伽藍二十三棟の堂宇は明朝建築様式を誇り、その回廊にいたる迄、国の指定する重要文化財である。又総門の扁額「第一義」は禅の本髄を如実に顕わし、正統な法脈を受け継がれていることを証しており、扁額十面、聯額四十対とともに重要文化財である。
境内全域は寺院の守護神「龍」を表し、総門の左右には龍目井を配している。



左右には塔頭寺院があるようです。

三門






境内に縦横に走っている参道は、正方形の平石を菱形に敷き、両側を石條で挟んだ特殊な形式であり、龍の背の鱗をモチーフ化したものです。中国では龍文は天子・皇帝の位を表し、黄檗山では大力量の禅僧を龍像にたとえるので、菱形の石の上に立てるのは住持のみです。(萬福寺HPより)

天王殿(国宝)四天王と弥勒菩薩と韋駄天を同様に祀ります。
石條(せきじょう)




布袋さんが笑顔でお迎えくださいます。布袋さんは、袋の中から困った人たちに救いを与えられて行脚されました。その徳の高さからいつしか弥勒菩薩の化身といわれるようになりました。現在でも台湾中国では弥勒と呼ばれています。范道生作、寛文3年(1663)造立、木造、像高110.3cm。布袋は名を契此(けいし)といい、南宋の高僧で、定応大師と号しました。



天王殿の両脇の廊下の眺めが素敵でした。

大雄宝殿が正面に見えます。

伽藍堂

大雄宝殿


上層の額「大雄寶殿」は隠元書。




雲版(うんぱん)朝と昼の食事と朝課の時に打つものです。青銅製。

魚梆、魚鼓とも呼ばれます。日常の行事や儀式の刻限を報じる魚の形をして法器のことです。








禅堂



十八羅漢像 十六羅漢に、「慶友(けいゆう)尊者」と「賓頭蘆(びんずる)尊者」を加え、十八羅漢とした明代寺院の形式を受け継いでおり、中国に現存する大雄宝殿と同様です。


釈迦如来坐像(中尊)。両脇侍は迦葉、阿難の二尊者。両脇に十八羅漢像を安置。京大仏師兵部作、寛文9年(1669)造立、木造、像高250cm。



「真空」は明治天皇の御宸筆 蛇腹天井(じゃばらてんじょう)黄檗天井ともいい、龍の腹を表しています。「檐廊(えんろう)」と呼びます。


外に入り口がある塔頭寺院の瑞光院。

法林院

聖林院